買取作家 桜井 浜江
桜井 浜江
(さくらい はまえ) 洋画家 女流画家協会 独立美術協会
生没：1908年～2007年
三岸節子らと女流画家協会を設立し、女性洋画家の先駆者の1人として活躍しました。
太宰治とも親交を持っており、太宰の短編『饗応夫人』のモデルにもなっています。
初期は岡田三郎助や里見勝蔵に影響を受けたフォービズムを思わせる画風でしたが、次第にクール、モダンの方向へ向かいます。戦後は「壺」の連作を経て、荒々しい厚塗り技法で「花」などを描きました。
流行した抽象画の波には乗らず、「樹」や三瀬海岸を描いた連作を制作しています。
晩年は色づかいもシンプルとなり、赤を多用し自然を描いた作品が多くなっています。
1908年 山形に生まれる。
1924年 高等女学校を卒業。在学中に絵画に興味を持った。
1926年 縁談を進める親に反発し上京。
1928年 協会洋画研究所で里見勝蔵に学ぶ。
1931年 第1回独立展にて入選。
1934年 女艸会を結成。
1947年 女流画家協会を結成。
1949年 初の個展開催。
1954年 独立美術協会会員となる。
1968年 女流画家協会展に花椿賞を受賞。
2007年 死去
2008年 生誕100年記念展が山形と一宮の三岸節子記念美術館にて開催。
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